こんにちは、AEAJ認定アロマテラピーインストラクターのAyaka(@ayaka_minty)です。
現在アロマテラピーインストラクター試験のために勉強している方に向け、
このブログでは私自身が実際にアロマテラピーインストラクター試験前にまとめていた対策ノートを分かりやすくWEBテキストにしています♡
これをもとにぜひご自身でもわかりやすいように「アロマテラピーインストラクター試験対策まとめノート」を作ってみてくださいね♪
今回のテーマは「基材論1・植物性油性基材」です。
アロマテラピーで使用する植物性油性基材の分類は?
1・植物性油脂
植物を原料とする油脂のこと。
3分子の脂肪酸が1分子のグリセリンとエステル結合したトリグリセリドを主成分とし、他の微量成分を含む物質です。
- 植物性油→常温で液体(オイル)オリーブ油、グレープシード油、スイートアーモンド油、マカダミアナッツ油ナなど。不飽和脂肪酸が多く含まれる。
- 植物性脂→常温で個体(ファット)ココナッツ脂、パーム油、カカオバター、シアバターなど。飽和脂肪酸を多く含む。
2・植物ロウ(=ワックス)
植物が生成するロウのこと。
高級脂肪酸と高級アルコールがエステル結合した物質。油脂とは異なる。
ホホバ油に代表されます。
3・炭化水素
植物性スクワラン(C30H62)は、スクワレンに水素を添加して製造されるため、油脂でもロウでもなく炭化水素に分類されます。
脂肪酸とは?脂肪酸の種類
オレイン酸、リノール酸、リノレン酸などのカルボン酸類で、動物性・植物性油脂、及びロウの主要構成成分のこと。
鎖状に並んだ炭素骨格を持ち、末尾に-COOH(カルボキシル基)が結合している構造を持ちます。二重結合の有無により、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸に大別される。
また、炭素数により低級脂肪酸、高級脂肪酸などに分けられ、炭素数が多いものを高級脂肪酸という。脂肪酸とグリセリンがエステル化して油脂を構成する。
1・飽和脂肪酸
分子構造中の炭素原子が水素原子で飽和されており、炭素原子間に二重結合を持たない脂肪酸のこと。
ステアリン酸、パルミチン酸、ラウリン酸、ミリスチン酸、カプリン酸などがあります。
飽和脂肪酸を多く含む油脂は酸化安定性が高く、常温で固体です。
主に肉や乳製品などの植物性油脂に多く含まれます。生体内では貯蔵脂肪として機能するが、とりすぎはLDLコレステロールや中性脂肪を増やす原因にもなります。
ココアバター、シアバター、ココナッツオイルなどが飽和脂肪酸です。
2・不飽和脂肪酸
分子構造中の炭素原子間に二重結合を持つ脂肪酸のこと。
オレイン酸、パルミトレイン酸、リノール酸、リノレン酸などがあり、多くの植物性油脂や魚介類、とりわけ青魚の脂肪に多く含まれます。
二重結合の数によって、単価不飽和脂肪酸または多価不飽和脂肪酸に分類されます。
酸化安定性は二重結合の数に寄って異なり、飽和脂肪酸や単価不飽和脂肪酸に比べて、多価のものほど酸化安定性が低い。
・単価不飽和脂肪酸
二重結合を1つ持つ。オレイン酸、パルミトレイン酸など。多価不飽和脂肪酸に比べて酸化安定性が高い。
・多価不飽和脂肪酸
二重結合が2つ以上ある。魚油に多く含まれるDHA、EPAなども多価不飽和脂肪酸で、生活習慣病を予防するという働きのため最近注目を集めている。
リノール酸(2)必須脂肪酸 リノレン酸(3)必須脂肪酸 アラキドン酸(4)必須脂肪酸 EPA(5)エイコサペンタエン酸 DHAと相補関係 DHA(6)ドコサヘキサエン酸 ※()は二重結合の数。数が多いほど酸化しやすい。
主な不飽和脂肪酸
- オレイン酸(1) 単価不飽和脂肪酸。スイートアーモンド油などの主な脂肪酸。酸化安定性が比較的高い。
- パルミトレイン酸(1) 単価不飽和脂肪酸。皮膚の組成に似ている。マカデミアンナッツ油の特徴成分。
- リノール酸(2) 二価不飽和脂肪酸。必須脂肪酸。
- リノレン酸、α−リノレン酸、γ−リノレン酸(3) 三価不飽和脂肪酸。必須脂肪酸。
- アラキドン酸(4) 四価不飽和脂肪酸。必須脂肪酸。
- EPA(5)=エイコサペンタエン酸 DHAと補助関係である。
- DHA(6)=ドコサヘキサエン酸 魚油に多く含まれ、α−リノレン酸からEPAを経て合成される。
DHAやEPAは生活習慣病を予防するという働きのため、健康に良いと注目されています。
特に青魚にはDHAなどの多価不飽和脂肪酸がたくさん含まれているので、意識的に摂取したい油だと言われていますね。
必須脂肪酸とは?
体内で合成できない、または合成しにくいため食物から摂取する必要がある人の生命活動に不可欠な脂肪酸のこと。
リノール酸、リノレン酸、アラキドン酸などのことです。
必須脂肪酸が不足すると、生体内における代謝過程がうまく働かなくなるため、各必須脂肪酸の必要量をバランスよく摂取しなければなりません。
キャリアオイルについて
アロマテラピーにおいては、植物性油性基材などを指します。
植物性油性基材は親油性の精油の経皮吸収を促進させる働きを持ち、精油成分の一部は植物性油性基材によって真皮層にある毛細血管まで運ばれます。
そのため、植物性油性基材をキャリア=運ぶという意味合いでキャリアオイルと呼ぶことがあります。
また、手作り化粧品などで植物性油性基材を使用する場合はベースオイルとも呼びます。
経皮吸収と浸透
経皮吸収
皮膚から物質を吸収すること。精油などの親油性の成分が皮膚表面につくと、表皮の皮脂膜や角質層などのバリアを通過して皮膚の血管やリンパ管に吸収されて血流にのって全身に行き渡る。
浸透
染みこむこと。アロマテラピーにおいては、皮膚についた精油成分やキャリアオイルが表皮や真皮の一部に到達することを示します。浸透した成分は、局所的に作用し、分子の大きなものを覗いて体内に吸収される。
アロマテラピーインストラクター試験対策はとにかく問題を解くこと!
アロマテラピーインストラクター試験まで半年ほど、この2冊の対策問題集をひたすら!解いてました。
問題の傾向は本番ととっても似ているので、たくさん問題を解いていたおかげで当日もすんなり答えることができました♡
まずは試験範囲をしっかりと勉強し、そしてとにかくたくさん問題を解くことが一発合格するコツです!
コメント