パニック障害・休職から社会復帰!リワークに通った体験ブログ

「リワーク」「デイケア」って知ってますか?

パニック障害やうつ病などで休職した方が、ある程度回復した頃から社会復帰へのウォーミングアップとして取り入れられている制度のことです。

私も約1年の完全療養の後、リワーク・プログラムに3ヶ月ほど通いました。そこでも私はたくさんのことを学んだので、シェアしますね!

目次

リワークはパニック障害やうつ病患者が社会復帰を目指すための「リハビリ」

こんにちは!2年の闘病を経てパニック障害を完全克服し、今オーストラリアでワーホリしているAyaka(@ayaka_minty)です♪

パニック障害を発症して退職してから約一年。

薬物療法と認知行動療法を並行して行い、プライベートではヨガやアロマを取り入れ、私の身体もほぼ回復して来た頃。

クリニックの先生に勧められ、私は「リワーク・プログラム」に参加することにしました。
デイケアと呼ばれることも多いですね。

リワーク・デイケアプログラムとは?

リワークって何?という方のために、少し解説しますね。

「リワーク」(Re-Work)とは、ある程度まで回復した休職中のメンタルヘルス不調者を対象に、復職に向けたウォーミングアップを行うことをいいます。いきなり職場へ戻って働きはじめるのではなく、専門の公的機関や医療機関などに通い、オフィスに似た環境で実施されるさまざまな復職支援プログラムを通じて再発リスクを軽減。療養生活から本格的な職場復帰へ、無理なくスムーズに移行させるのがねらいです。

出展:日本の人事部

かなり病状が回復した私に対して、クリニックで担当の先生が勧めてくれたのがリワークでした。

パニック障害で退職し、引きこもり状態であったところから急に週に5日勤務のフルタイムの仕事に身体が耐えられるわけがありませんよね。

自宅での療養から急に会社に戻ると、一気にまたストレスがかかり病気が再発してしまう場合が多いそうです。

それを防ぐために「社会復帰へのリハビリ」としてリワークがあります。

メンタルヘルスは社会的問題でもあるため、会社側が復職前に休職者へリワークを勧めることも多いそうです。

リワークは心療内科と併設されていることもあれば、公的機関やNPO法人が行っているものもあります。

「土地の名前 リワーク」などで検索すると、リワークを行っている施設や場所を見つけることが出来ます。

行っているプログラムも場所によって様々なので、自分に合いそうな場所を色々探してみるといいと思います。

ちなみに「体験入学」的なものもできるので、スタッフさんや周りの患者さんと相性が良さそうな場所を選ぶのがいいかもしれません。

私も、色々調べて一番良さそうなところに通うことにしました。

パニック障害克服のリワークって何をするの?

実施する機関や施設によって内容は異なりますが、オフィスワークに類する作業(パソコンでの入力や文書などの作成など)や認知行動療法、自己主張訓練、参加者同士のミーティング、体操・スポーツ、社会技能訓練、過去の振り返りなどを午前と午後に分けて設けているところが多く、参加者は週何日か施設に通い、こうしたプログラムに集団で取り組みます。

出展:日本の人事部

長期休業者が、毎朝早く起きて会社に行くのと同じような生活リズムを取り戻すのが目的のリワーク。

朝から夕方まできっちりした時間割になっていました。

基本的にリワーク施設は月〜金までの平日で、まず最初は週2日だけ。慣れてきたら週3日、4日…そして5日とどんどん普通の生活ができるようにリハビリしていきます。

私の場合もそんな感じで、徐々に通う日を増やしていきました。

リワークでやったこと
  • ラジオ体操
  • 天気が良い日は散歩
  • 近くの体育館でバドミントンやバレーボール
  • アクセサリー作り
  • 参加者同士でのミーティング(仕事に近い内容)
  • 調理実習

あれ?なんだか楽しそう? 

はい、私実は普通にリワークを楽しんでました(笑)

リワークに来ている方はもうみんなほとんど社会復帰直前の方が多い上に、みんなある程度の辛さを体験している方々なのでわかりあえることも多く、私はこのリワークで学んだことは本当に多いです。

頭の良くて真面目なサラリーマン男性が多かった

リワークには主婦の方や、サラリーマンやOLの方など様々な人が集まっていました。

みんな休職を経て、社会復帰を目前にした方ばかりでした。

リワーク内で会社を想定したミーティングや話し合いの時間などがあるのですが、そこでグループセッションなどを行って改めて思ったのが「頭が良くて真面目な人が多い」ということです。

うつ病やパニック障害は頑張る人や真面目な人がなりやすいとよく言われますが、本当にそうなんだな…と改めて思いました。

みなさんものすごくしっかりしていたし、色々なことを考えているし、「仕事していたときはすごい活躍していたんだろうなぁ」という方ばかりだったんですよね。

大手鉄道会社に長く勤めていた方や、大手自動車メーカーで働いていた方など、きっと何年もものすごく頑張ってきた方が多かったんだと思います。

そんな方たちとお話したりするのは私にとってもすごい勉強になりましたし、いろんな気付きもありました。

アクセサリー作りに出会い新たな趣味発掘!

私はハンドメイドのアクセサリーを作るのが大好きなのですが…。

実は、はじめてまともにアクセサリー作りをしたのがこのリワークプログラム内でした。

”集中力を高めるトレーニング”として、リワーク中にアクセサリーを作れる時間があり、
最初はシンプルなブレスレットからはじめたのですが作れば作るほど楽しくなってしまい(笑)

気付いたらプライベートでもアクセサリー作りに完全にハマっていました♡

その後minneやフリーマーケット等で販売できるまでになったので、どんなことであれきっかけってすごいなって思います。

私はリワークに通ってアクセサリー作りをやらなかったら、確実にここまでハマらなかったと思うので、
そういう意味でもすごい思い出ですね!

パニック障害を完全克服するために、リワークはおすすめ

パニック障害を克服する上で、リワークは矯正ではないですし、行かない方も多いとは思うのですが…
やはり長期の休養をとったあと、急に社会復帰してしまうとストレスや疲労が負担となり再発してしまう危険性が高いと思います。

そのため、ある程度回復したらリワークに通ってみるのはとてもオススメです!

私は3ヶ月でリワークプログラムを卒業し、その後派遣社員として完全に社会復帰しました。

電車での通勤も再開となりましたが、特にパニック発作がぶり返すこともなかったです。

社会復帰してしばらくした頃には、長い間お世話になった抗うつ剤・パキシルも完全に断薬することができました。

現在オーストラリアにワーホリに来て1年半が経ちますが、念の為持ってきた薬も一切飲んでいません。

私がこうしてパニック障害を完全克服できたのは、リワークプログラムに参加して、少しずつ無理せず生活のペースを戻していったからかもしれません。

ある程度回復して動ける体力が戻っているのであれば、ぜひリワークプログラムに参加してみてはいかがでしょうか?

とてもいい人生経験になると思います。

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