解剖生理学◆1.身体の発生 細胞小器官の種類と機能

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細胞小器官とは

細胞内の細胞質に存在し、特定物質の産生や貯蔵、分泌に関する機能を持つ器官の総称。

  • ミトコンドリア
  • リボソーム
  • 小胞体
  • ゴルジ装置
  • ライソゾーム
  • 中心体

ミトコンドリア(細胞工場の発電機)

糖や脂肪を利用して、細胞の生存に必要なエネルギー源となるATPを合成する。それぞれの細胞に必要なエネルギー量によって、1つの細胞につき1〜数千個含まれる。

ATP(アデノシン三リン酸)

細胞のエネルギー代謝の中心的役割を担う高エネルギーリン酸化合物。地球上のすべての生物の細胞において、運動、物質代謝、合成、運搬、貯蔵などに広く関与し、エネルギー通貨とも呼ばれる。アデノシンに3個のリン酸基が結合して構成される。

リボソーム(細胞工場の大型工作機械)

核から送られるRNAの情報にもとづき、必要なタンパク質を合成する場所である。小胞体に付着しているものと、遊離しているものとがある。

RNA(リボ核酸)

各細胞に必要な塩基配列をコピーする役割を持ち、4種類の塩基、糖、リン酸からなるヌクレオチドを基本単位とする物質。一本鎖の構造で、細胞内の核やリボソーム、細胞質に存在する。塩基は、A(アデニン)、G(グアニン)、C(シトシン)、U(ウラシル)の4種類。

小胞体(細胞工場の輸送係)

細胞内の物質や液体の輸送を行う。厚さ5〜7nmの膜で囲まれた座布団のような形で、立体的に細胞内に広がり、細胞膜・核膜やゴルジ装置とも連絡している。多くのリボソームが結合する粗面小胞体と、結合のない滑面小胞体がある。

粗面小胞体(そめんしょうほうたい)

リボソームが付着していて膜の表面が、ザラザラ見えるものでリボソームで合成されたタンパク質は、内腔に貯えられ、必要に応じてゴルジ装置に送られる。

滑面小胞体(かつめんしょうほうたい)

リボソームの付着がなく、表面が滑らかです。細胞の機能によって働きが異なり、膜の部分で脂質代謝やステロイドホルモン、グリコーゲン、塩酸などの生成やカルシウムイオンの移動、解毒作用にも関与している。

ゴルジ装置(細胞工場の貯蔵庫)

小胞体から受け取ったタンパク質や脂質に糖などを付加し、細胞の各領域に分配する働きをしている。平らな袋が積み重なったような構造を持つ。

ライソゾーム(細胞工場の産業廃棄物処理装置)

細胞が取り込んだ異物や、細胞内で生じた不溶物の分解を行う。分解された物質のうち、有用なものは細胞質に吸収される。膜で包まれた小さい構造物で、多くの加水分解酵素を含んでいる。

※ライソゾームにはビタミンEが多く存在している。このビタミンEはライソゾームの膜の安定性を保ち、自家食作用による細胞傷害を防ぐ働きをしている。

中心体(細胞の運動の中心)

核の近くに配置され、細胞分裂時に重要な役割を果たす。核分裂時は、2つに分かれて両極を結ぶ紡錘糸を形成し、染色体の移動に関与する。

 

 



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