「ワーホリに来たきっかけは?」と聞かれたら、「東京で働いてたらパニック障害になったから」と答えています。
ワーホリに来たいと思ってから来れるまで、なんと2年かかりました。
今日はそんな当時の私がワーホリに来たいと思ったきっかけと経緯をお話しますね♪
「ワーホリに来たいけどもうアラサーだし…」
「ワーホリに来たいけどうつやパニック障害がある」
なーんて思っている人達にとって、少しでも希望になったら幸いです。
パニック障害を克服してオーストラリアでワーホリ中です!
こんにちは!シドニーでワーホリ2年目をENJOYしているブロガーのAyaka(@ayaka_minty)です。
1年以上前に、パニック障害の私でも海外ワーホリに来れた3つの理由!というブログを書いたことがありました。
そこで「今まさに同じ状況なので励みになりました」「読みながら泣きそうになりました、私にもできる気がしてきました」などなど、感動的なメッセージを読者様からいただき、自分の経験が誰かの役に少しでも立てるならこの上ない幸せだなあと思いました。

東京での満員電車の日々が「当たり前」だと思っていた25歳の私
「私はできる女」といらないプライドばっかり持っていた
ワーホリに来る前の私はというと…
東京に生まれ育ち、東京で勤める両親を持っていたので都会で働いて出勤する毎日を本当に「当たり前」だと思っていました。
だからそもそも”ワーホリ”なんていうものは知らないし、海外留学なんて自分には縁のない話だと思っていたし、海外で生活するなんて当時は思ってもみなかったわけで。
当時、アパレル企業でプレスという仕事をしていた私。
いわゆるファッションブランドの”広報”役です。
販売員を経てプレスになったのですが…お店が閉まると同時に帰宅できる販売員と違い、プレスとして会社に勤務するようになってからのほうが断然ハードでした。
毎日朝から終電もしくは夜中まで働いて、1時〜2時すぎに家につきご飯を食べて寝て…朝起きてまた会社に行って…会社と家の往復の日々。
毎月何十冊もファッション雑誌を読み、自分のブランドの商品が雑誌やTVでより多く紹介されるために、必死に頑張っていました。


当時の私のデスク
本当にファッションが大好きで「私はできる女。この業界で上を目指し、プロのプレスになりたい!」と強く思っていました。
当時の写真を見ると、化粧も今の倍くらい濃いし(笑)
プライドが高く気も強い、まさに角しかない超性格の悪い女だったなあと思います(笑)
今私のことを好きと言ってくださる方も、当時会っていたらそうは思わないかも…うん。(;´Д`)
でもその反面
- 毎日終電まで残業
- 土日出勤当たり前、有休なんて取れない
という当時働いていた会社のスタイルに疑問も持っていました。
ファッションは好きだけど、なんでこんなに辛い働き方しかできないんだろう…そう思ってました。
パニック障害をきっかけに「ワーホリ」を知った26歳
仕事にいけなくなり、地獄のような日々だった発症当時
ファッションが大好きで、胃潰瘍になっても休まず働き続けた日々。
「仕事が好き」という気持ちの裏腹に…身体には無理があったようで私は突然”パニック障害”という病気になりました。
パニック障害やパニック発作について知識がまったくなかったので、最初この体調不良はただの貧血もしくは生まれながらに持っている不整脈が原因だとも思いました。
そのため内科や循環器科、総合病院に行っては異常なしと診断され謎のパニック発作と戦う日々。
電車も怖いし、人も怖いし、何より発作が怖くて外出もできなくなりました。
気が気じゃなくなり、ようやくたどりついた心療内科で「パニック発作だね。」と言われ自分の症状が腑に落ちたのを覚えています。
「ストレスも花粉症と同じで、その人のキャパのバケツを越えると発作が起きるんですよ」と言われ、そこまで走り続けた数年を思い出し「なるほど…」と納得。
休職を経て退職を決めました。


夢も仕事も希望も失い、絶望する毎日
その後は夢も希望も失って、症状もひどく家からも一切出れず、ただただ絶望する毎日でした。
辛いことは連続するもので…大失恋も同時に経験し、発症してからの3〜4ヶ月間は毎日ずっと泣いていました。ほんとです。
顔はお岩さんなんてもんじゃないし、顔も体もボロボロで、毎日光が見えない暗闇で過ごしているような感じでした。
「辛かった…」なんて言葉じゃ表せないくらい、しんどかったです。
当時の私を一番身近で見ていた両親に「いやー本当にあんた元気になってよかったわ…!あのときはどうなることかた思ったわよ〜も〜」と言われるのも納得です(笑)
「ワーホリに行きたい」を希望に病気と向き合うことに
そんなときに海外で生活しながら働くことができる「ワーホリ」という制度を知りました。
「どうせ私は一度全部を失ったし、いっそのこと海外に行きたい!」
これが26歳当時、私がワーホリをしたいと思ったきっかけでした。しかも、海が大好きだからオーストラリアに行きたいと強く思うようになりました。
しかしパニック障害にうつ病を併発していて、結構な量の薬を飲んでいたので病院からはワーホリへのOKがもらえず、エージェントにも断られ…私はすぐにワーホリには出発できませんでした。
でもそれが逆に私の闘病へのやる気となり(笑)
「ワーホリに行きたい!だから私は頑張って断薬して健康になって絶対にオーストラリアに行く!」とものすごい奮闘したのを覚えています。
そこから私は、パニック障害を治すためにできることは全部やりました。
- 早朝の散歩
- ヨガ、瞑想
- パニック障害関連の本を読み漁り病気に対する知識を深める
- 3食きちんと食べる
- ちゃんと眠るために18時以降一切スマホやPCを見ない
- 半年間の認知行動療法
- 日常生活へのリハビリ、デイケアへ通う
- アロマテラピーを勉強し、アロマを日常に取り入れる
- お酒は絶対飲まない
自分で言うのもなんですが、パニック障害をここまで「本気で治す」と頑張る人なかなかいないんじゃないかと思います(笑)
心療内科の先生にも、褒められました(笑)
それもこれも全部、「ワーホリに行きたかった」から。1日でも早くオーストラリアに行きたかったからです。
夢って…すごいよね!
努力の甲斐あり、パニック障害の症状は順調に回復
頑張った成果もあったのか…後半の1年はお薬を飲みながらでしたが、パニック発作も減り普通に楽しく生活できていました。
発症して半年後、都内に住んでいるより絶対に心地よいと思ったので湘南茅ケ崎にある海の近くに引っ越しておだやかに暮らしていました。
茅ヶ崎の思い出も書き始めたら止まらないのでサラリと流しますが(今度改めて機会があったら書きますね〜)、海の近くに住んだことも完治への近道だったのかなと思います。
やっぱり自然の力はすごいのだ♡
パニック障害発症から約2年後の28歳、念願のワーホリへ
26歳の誕生日を迎えてすぐ、休職を経て退職。そして療養生活へ。
28歳の誕生日を迎えてすぐ、私はオーストラリアに飛び立ちました。
約2年かけて本気でパニック障害と向き合い、私は無事にワーホリに出発できたんです。
もう、この感じ…ワーホリ来れただけで涙出ちゃうくらい幸せでしょ??(笑)
ほんとそうなんですよね〜〜。。
「あやかさんって本当に毎日幸せそうですよね!」
「あやかさんのインスタ見てるとキラキラして幸せそうで羨ましいです!」
↑これ、よく言われますが
それは私が地獄のような日々を乗り越え、夢に描いたワーホリに来ているからなのかもしれないですね!
2年越しに夢叶ったら、そりゃ嬉しいですよね(*´∀`*)幸せでお花飛んじゃいますよね。
今改めて思いますが…本当に辛いことを経験すると、箸が転がっても幸せに感じるものです(笑)
そして私は今、オーストラリアでセカンドワーホリ中です♡
パニック障害は完治。薬ももう必要ありません!
そんなこんなで、ワーホリに来たいと思ったきっかけは他の何でもない「パニック障害」という病気にかかったからでした。
でもね~不思議。あんなにパニック発作が起きていた自分が嘘みたいなくらい。
”念の為”にオーストラリアに持ってきている抗うつ剤、抗不安剤…一切飲んでません。
だからもう本当に…完治ですよね(*´∀`*)人間やればできるじゃ〜〜ん!
たまーに仕事してる時「やべえ久々にパニック発作がきそう…!」なんて思うこともありますが、もう慣れっこなので全然大丈夫です。
そういうときの対処法も、闘病時に全部カウンセリングで習ったからなんですね〜。
ワーホリに行こうか悩んでいる人へ
あなた健康ですか?今すぐ飛び立てる健康体を持っていますか?
だったら今すぐ行こう!決意しちゃいましょう!(笑)
行きたくてもすぐに行けない人だってたくさんいるんです。医師からの診断書がもらえず、結局渡航を諦める人もたくさんいるんです。
行ける体があるなら行こう。こんなにも世界は広いんだから!
パニック障害やうつ病を克服したい人へ
「治るのかな?」「一生こうなのかな?」今が一番…辛いと思います。
でも人間本気出せば治る!私が証明しました。
本気で治すことに向き合ってください。中途半端にしていたら…治るものも治りません!
まずは信頼できる医者を見つけて、なによりまず”治すこと”にフォーカスしてください。
でも焦らず、信じて自分のペースで。
今後も私がパニック障害を克服するにあたってどんなことをしてきたか、ブログでもシェアしていくつもりです。
私みたいに、完治する人もたくさんいます。安心してくださいね。


おわりに
私にとって”ワーホリ”と”パニック障害”はPart of Lifeなわけなんです。
パニック障害にならなかったら今ワーホリしている私はいないだろうし、こうして隣で支えてくれる大好きなパートナーにも出会えなかったし、こんなにも世界が広いことにも気付けなかった。
病気って、悪いことばっかりじゃないですよね。気付きをもたらすきっかけなんじゃないかなって。
だから、私は病気になったことにすら感謝する毎日なんですよ(*´∀`*)
これからも、一人でも多くハッピーを感じる人が増えるように
私はブログを書き続けます♡
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