こんにちは、AEAJ認定アロマテラピーインストラクターのAyaka(@ayaka_minty)です。
現在アロマテラピーインストラクター試験のために勉強している方に向け、
このブログでは私自身が実際にアロマテラピーインストラクター試験前にまとめていた対策ノートを分かりやすくWEBテキストにしています♡
これをもとにぜひご自身でもわかりやすいように「アロマテラピーインストラクター試験対策まとめノート」を作ってみてくださいね♪
今回のテーマは「基材論2・植物性油性基材」です。
アロマテラピーで使用する主な植物油
スイートアーモンド油(Purunus amygdalus)
バラ科/種子/低温圧搾法/薄黄色/100%ベース可能/半乾性油
【主要脂肪酸】オレイン酸、リノール酸
【主要成分】グルコース、ミネラル、ビタミンA・B、プロテイン、少量のビタミンE
よく伸びて扱いやすく、あらゆる肌質に向く油脂です。
古くから化粧品の材料として広く使われてきました。
皮膚に栄養を補給し、浸透性も高く、かゆみや乾燥、炎症を緩和する効果があります。乾燥肌、敏感肌、老化肌向き。幼児にも安心して使えます。
グレープシード油(Vites vinifera)
ブドウ科/種子/高温圧搾法/黄緑色/100%ベース可能/乾性油
【主要脂肪酸】リノール酸、オレイン酸
【主要成分】ビタミンE
皮膚への浸透性が高く、さらさらとした軽い感触でよく伸びるため、トリートメントに用いられることが多いです。
刺激性が低いため、乾燥肌や脂性肌にも適しています。比較的酸化しやすく、長期保存には向きません。
ウィートジャーム油/小麦胚芽油(Tritiucum vulgare)
イネ科/小麦胚芽/低温圧搾法/琥珀色/10%程他のオイルにブレンド/乾性油
【主要脂肪酸】リノール酸、オレイン酸
【主要成分】ミネラル、プロテイン、レシチン、ビタミンA・B、大量のビタミンE(トコフェロール)
匂いが強く、比較的粘性の高い油脂です。
栄養価が高く、新陳代謝を高め、皮脂を再生させる作用があります。乾燥肌、老化肌向きで、妊娠線の予防にも適しています。
オリーブ油(Olea europaea)
モクセイ科/果実/低温圧搾法/緑色/30〜50%程他のオイルにブレンド/不乾性油
【主要脂肪酸】オレイン酸
【主要成分】ミネラル、プロテイン、ビタミンA・D、ビタミンE
比較的酸化しやすい油脂です。
皮膚への浸透性、保湿効果が高い。圧搾を繰り返す製造過程において、最初の圧搾で抽出されるものはエキストラバージンオイルと呼ばれ、栄養価に富んでいます。
主産地は地中海沿岸。原料のオリーブは、平和の象徴とされ、古代エジプト時代から利用されています。
スクワレンを含むので肌になじみやすく、皮膚を柔らかくし、抗炎症作用などもあります。乾燥肌、トラブル肌向きで、ヘアケアにも適しています。
マカデミアナッツ油(Macadami integrifolis)
ヤマモガシ科/種子/高温圧搾法/薄黄色/100%ベース可能/不乾性油
【主要脂肪酸】オレイン酸、パルミトレイン酸
【主要成分】ビタミンA・B、ビタミンE
オーストラリア原産の亜熱帯雨林に自生する植物から抽出される油脂です。
皮脂に含まれる脂肪酸であるパルミトレイン酸を含むため、皮膚への浸透性が高く、スキンケアによく用いられます。乾燥肌、老化肌向き。酸化しにくく、保存性が高いです。
イブニングプリムローズ油/月見草油(Oenothera biennis)
アカバナ科/種子/高温圧搾法/薄黄色/10%程他のオイルにブレンド/乾性油
【主要脂肪酸】リノール酸、γ−リノレン酸
γ−リノレン酸(GLA)を含むので、ホルモン分泌を調節し、抗炎症、鎮痛、抗アレルギー作用があります。
古くから、化粧品などの材料として使われてきました。乾燥肌、老化肌向き。非常に酸化しやすいです。
アボカド油(Persea gratissima)
クスノキ科/果肉/高温圧搾法/濃緑色/10〜25%程他のオイルにブレンド/不乾性油
【主要脂肪酸】リノレン酸、オレイン酸
【主要成分】レシチン、プロテイン、ミネラル、ビタミンE
各種ビタミンやミネラルを豊富に含み、美容効果の高い油脂です。乾燥肌、老化肌向き。妊娠線の予防にも適しています。比較的酸化しにくい。
アロマテラピーに使用する植物油一覧
基材名 | 原料科名 | 分類 | 抽出部位・抽出方法 | 主な脂肪酸 | 特徴成分 | 酸化特性 | 色 | キーワード |
イブニングプリムローズ油 (月見草油) | アカバナ科 | 植物油 | 種子・低温圧搾法 | リノール酸 | γ−リノレン酸 | 非常に酸化しやすい | 淡黄色 | ・化粧品の材料 |
グレープシード油 | ブドウ科 | 植物油 | 種子・圧搾法 | リノール酸 | 酸化しやすい | 無職〜緑色 | ・敏感肌、脂性肌に向く ・さらさらとした軽い感触 | |
ウィートジャーム油 (小麦胚芽油) | イネ科 | 植物油 | 小麦胚芽・高温圧搾法 | リノール酸 | ビタミンE (トコフェロール) | やや酸化しやすい | 琥珀色 | ・他のオイルと混ぜて使用 ・粘性強い |
セサミ油 (ごま油) | ゴマ科 | 植物油 | 種子・低温圧搾法 | リノール酸 オレイン酸 | セサモリン セサミン | やや酸化しやすい | 淡黄色 | ・アーユルヴェーダ ・抗酸化物質 |
スイートアーモンド油 (扁桃油) | バラ科 | 植物油 | 種子・低温圧搾法 | オレイン酸 | やや酸化しやすい | 無色〜淡黄色 | ・あらゆる肌質に ・化粧品材料 | |
アボカド油 (ワニナシ油) | クスノキ科 | 植物油 | 果肉・低温圧搾法 | オレイン酸 | ビタミンA ミネラル | やや酸化しやすい | 黄色〜黒緑色 | ・美容効果が高い ・老化肌、乾燥肌に向く |
オリーブ油 | モクセイ科 | 植物油 | 果実・低温圧搾法 | オレイン酸 | 酸化しにくい | 淡黄色 | ・古代エジプトから使用 ・浸透 | |
カメリア油 (椿油) | ツバキ科 | 植物油 | 種子・低温圧搾法 | オレイン酸 | 酸化しにくい | 淡黄色 | ・日本では昔から使用 ・ヘアケア、スキンケア | |
マカデミアナッツ油 | ヤマモガシ科 | 植物油 | 種子・低温圧搾法 | オレイン酸 | パルミトレイン酸20% (皮脂の組成に似ている) | 酸化しにくい | 淡黄色 |
・浸透性が高い ・スキンケア |
植物脂、スクワラン一覧
基材名 | 原料科名 | 分類 | 抽出部位 | 主な脂肪酸 | 特徴成分 | 酸化特性 | 色 | キーワード |
ココナッツ油 (ヤシ油) | ヤシ科 | 植物脂 | 胚乳・低温圧搾法 | パルミチン酸 ラウリン酸 | 飽和脂肪酸約85% | 酸化しにくい | 白 | ・常温で固体 (融点25度) ・サンオイル、ヘアケア |
ホホバ油 | ツゲ科 | 植物ロウ | 種子・低温圧搾法 | ステアリン酸 | 植物ロウ | 酸化しにくい | 無色〜黄色 |
・冬の寒さで固まる ・保湿力が高い |
植物性スクワラン (オリーブスクワラン) | モクセイ科(オリーブ) | 炭化水素 | オリーブスクワランに水素を添加 | 高度飽和炭化水素スクワラン | 飽和炭化水素 | 酸化しにくい | 無色 | ・さらさらした軽い感触 ・浸透しやすい |
単価不飽和脂肪酸
オレイン酸、パルミトレイン酸。酸化安定性が高い
多価不飽和脂肪酸
二価…リノール酸。必須脂肪酸。
三価…リノレン酸、α−リノレン酸、γ−リノレン酸。必須脂肪酸。
四価…アラキドン酸。必須脂肪酸。
五価…EPA(エイコサペンタエン酸)。必須ではないけど大事。魚油に多く含まれる。DHAと相補関係。
六価…DHA(ドコサヘキサエン酸)。必須ではないけど大事。魚油に多く含まれる。
リノール酸が主成分のキャリアオイル→イブニングプリムローズ油(月見草油)、グレープシード油、ウィートジャーム油
リノール酸とオレイン酸が主成分のキャリアオイル→セサミ油(ごま油)
オレイン酸が主成分のキャリアオイル→スイートアーモンド油、アボカド油、オリーブ油、カメリア油(椿油)、マカデミアナッツ油
最も酸化しやすいキャリアオイル→イブニングプリムローズ油(月見草油)…γ−リノレン酸が入っているから非常に酸化しやすい。
アロマテラピーインストラクター試験対策はとにかく問題を解くこと!
アロマテラピーインストラクター試験まで半年ほど、この2冊の対策問題集をひたすら!解いてました。
問題の傾向は本番ととっても似ているので、たくさん問題を解いていたおかげで当日もすんなり答えることができました♡
まずは試験範囲をしっかりと勉強し、そしてとにかくたくさん問題を解くことが一発合格するコツです!
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