アロマテラピーの歴史【アロマテラピー検定対策】1発合格した私の勉強ノート

こんにちは、AEAJ認定アロマテラピーインストラクターのAyaka(@ayaka_minty)です。

アロマテラピー検定の勉強でも、なかなか覚えづらく頭を抱えてしまう「アロマテラピーの歴史」

しかしアロマテラピー検定の出題形式は4択問題ですので、歴史上の人物や出来事を120%正確に覚える必要はないかと思います。

しかし、他の項目に比べてやはりしっかり勉強して暗記することが必要になってくるのが歴史問題!

このブログでは私自身が実際にアロマテラピー検定受験前にまとめた検定対策ノートをそのままWEBテキストにしています。

AYAKA
これをもとにぜひご自身でも自分でわかりやすいように「アロマテラピーの歴史まとめノート」を作ってみてくださいね♪年表別にまとめておくと覚えやすいと思います。
目次

アロマテラピーの歴史 Ayakaのまとめノート

アロマテラピーという言葉が誕生したのは20世紀前半ですが、アロマテラピーの歴史は有史以前にさかのぼるといわれています。

ハーブや芳香性物質を用いることはずっと以前から人間にとってなくてはならないものでした。

人は植物を自然と生活に取り入れていたのですね。

アロマテラピーの歴史 古代 紀元前

紀元前3000年頃 古代エジプト

神事に乳香(フランキンセンス)や没薬(ミルラ)が薫香として用いられた。

ミイラ作りに香料を防腐、殺菌のために使用していた。

紀元前5〜4世紀頃 古代ギリシャ

医学者ヒポクラテスが病気を自然現象として科学的にとらえた。「医学の父」と呼ばれる。著書は「ヒポクラテス全集」

紀元前4〜4世紀頃 古代ギリシャ

哲学者テオフラストスが植物を科学的に分類した。「植物学の祖」と呼ばれる。著書は「植物誌」

紀元前1200〜1000年頃 古代インド

インドの伝統療法アーユルヴェーダの源流ともいわれる、神々への賛歌集「リグベーダ」が成立した。アーユルヴェーダは「Ayus(生命)」「Veda(知識)」からの造語であり、医学のみならず、宇宙観・自然観を含む哲学でもある。

アロマテラピーの歴史 古代 紀元後

1世紀 古代ローマ

博物学者プリニウスが、全37巻に及ぶ大作「博物誌」を著した。

ギリシャ人医学者ディオスコリデスが、植物の生育地やその効能を記した「マテリア・メディカ(薬物誌)」を著した。

2世紀 古代ローマ

ギリシャ人医学者ガレノスが、ヒポクラテス医学を基礎とし、コールドクリームを発明した。これらの製剤は「ガレノス製剤」と呼ばれる。

都市政策の一環として、テルマエと呼ばれる公衆浴場が建設された。その代表がローマに残る遺跡「カラカラ浴場」

【新約聖書】

「新約聖書」をもとにした言い伝えでは、イエス・キリスト誕生の際、東方の三賢人がイエス誕生の馬屋で黄金とともに乳香(フランキンセンス)没薬(ミルラ)が捧げたといわれている。「ナルドの香油」をイエスに塗ったという一節があるが、チベット地方原産のスパイクナルドの浸出液であったと考えられている。

2〜3世紀 古代中国

マテリア・メディカと並んで有名な東洋の薬草学書「神農本草経(しんのうほんぞうきょう)」

5世紀末 古代中国

陶弘景が「神農本草経」を再編し「神農本草経集注(しんのうほんぞうきょうしっちゅう)」を著す。

★日本★

595年 飛鳥時代

淡路島に香木が漂着(「日本書紀」「聖徳太子伝暦」「水鏡」などに記される)

アロマテラピーの歴史 中世

11世紀 アラビア

イスラム帝国時代、医師であり哲学者でもあるイブン・シーナーが芳香蒸留水を治療に用いた。著書の「医学法範(カノン)」は17世紀頃までヨーロッパの医科大学の教科書として使われた。

※芳香蒸留水=現在は水蒸気蒸留法の副産物として利用されるが、当時は芳香蒸留水そのものを得る目的で蒸留が行われた。

ヨーロッパ

中世ヨーロッパでは医療の知識は修道士達によって伝えられ、「僧院医学(修道院医学)」と呼ばれている。ドイツの修道女ヒルデガルドは治療のためのハーブに関する著書を残した。

当時の医学の中心地イタリアの港町サレルノ「サレルノ養生訓」が編まれ、のちに医科大学となる。

1096年〜

約200年にわたる十字軍の遠征により、イスラム世界の知識・学問がヨーロッパに伝わる。

ペスト(黒死病)の流行が起こり、対策の一つとしてハーブやスパイスなどが用いられた。

【ハンガリアン・ウォーター】

14世紀頃頃、ハンガリー王妃に献上された「ハンガリアン・ウォーター」は別名「若返りの水」と呼ばれ評判になった。純度の高いアルコールとローズマリーを用いて作られたハンガリアン・ウォーターを使用したハンガリー王妃は70代にしてポーランドの王子にプロポーズされたと言い伝えられている。

★日本★

平安時代

貴族の間で「お香」が楽しまれる。「空薫物(そらだきもの)」と呼ばれるお香を焚く生活、「薫物合(たきものあわせ)」などの遊びが流行する。当時の様子が「源氏物語」に描かれている。

アロマテラピーの歴史 近世〜近代

14世紀〜

ルネサンス大航海時代のはじまり

16世紀 

イギリスで有名なハーバリスト達が活躍

ジョン・ジェラード 著書「Herball(本草書)」

ジョン・パーキンソン

ニコラス・カルペパー 著書「The English Physician」薬草を占星術と結びつける

17世紀

香料産業の発展

ルイ14世が好みの香りを調合させる調香師を雇う

イタリア・ネロラ公国の公妃が愛用したビター・オレンジの香りが「ネロリ」と呼ばれる

【ケルンの水】

ドイツのケルンで治療薬ではなく芳香そのものを楽しむもの「ケルンの水」が人気を博す。上質のアルコールとベルガモットで処方されたものだった。「ケルンの水」は現在一般名称として親しまれている「オー・デ・コロン」は「Eau de colobne(ケルンの水)」に由来されている。

【4人の盗賊のビネガー】

ペストが流行した17世紀頃の逸話。ペスト患者たちの死体から金品を盗む4人の泥棒がペストにかからなかった理由…それは、彼らがローズマリー、タイム、セージ、ラベンダー、ミントなどのハーブを使って作られた殺菌効果の高いハーブビネガーを全身に塗っていたといわれる。その秘密を明かしたため、死刑を免れたという。

18世紀

カール・フォン・リンネ「二名法」の基本をつくる

「プラント・ハンター」と呼ばれる植物学者が太平洋地域に自生する植物をヨーロッパに紹介した

★日本★

室町時代

香りを楽しむことを基本とした、日本の伝統的な芸道の「香道」が始まる

アロマテラピーの歴史 現代

1937年

アロマテラピーの誕生

フランス人科学者ルネ・モーリス・ガットフォセが科学実験中にやけどを負い、その治療にラベンダー精油を使用して効果があった経験から、精油の治療的な研究に没頭した。「Aromatherapy」を著した。「アロマテラピー」というのはガットフォセの造語である。

※アロマテラピー=フランス読み アロマセラピー=イギリス読み 意味は一緒である。

1960年代

ホリスティック・アロマテラピーの誕生

フランスのマルグレット・モーリーが精油を植物油で希釈したトリートメントオイルでマッサージするという方法を始めた。「Le capital ‘Jeunesse’(最も大切なもの…若さ)」を著し、心身の美容と健康法という新しい考え方を取り入れた。これが、のちにホリスティック・アロマテラピーと呼ばれるようになる。

1942年 

フランス人軍医ジャン・バルネが第二次世界大戦のインドシナ戦争の負傷者たちに、精油で作った薬剤で治療。

1964年

ジャン・バルネ「AROMATHERAPIE(植物=芳香療法)」をまとめる。

1960〜1980年代

イギリスでシャーリー・プライスロバート・ティスランドがアロマセラピースクールを開設

1970年代

ミラノの植物誘導体研究所長のパオロ・ロベスティが、オレンジ、ベルガモット、レモンなどの柑橘類の精油が神経症やうつ病に有効であると発見

2004年

米国コロンビア大学のリチャード・アクセル博士とがん研究センターのリンダ・バック博士が「嗅覚システムの組織とにおいの受容体」でノーベル医学生理学賞を受賞

★日本★

1890年代

精油採油目的で、北海道でハッカの栽培が始まる

1986年

東邦大学名誉教授鳥居鎮夫(とりいしずお)が「随伴性陰性変動(CNV)」についての研究を発表

1996年4月

アロマテラピーの健全な発展と普及活動を図り、日本アロマテラピー協会(AAJ)が設立される

2005年

社団法人 日本アロマ環境協会(AEAJ)設立

2012年

公益社団法人日本アロマ環境協会(AEAJ)設立

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