「ヨガで”チャクラ”ってよく聞くけど、一体なんなの?」
「”チャクラ”って、何?なんかスピリチュアルっぽくて怪しい…」
チャクラというと、よく耳にはするものの一体なんなのかよくわからない…という方も多いですよね。
今回はそんなチャクラの謎を解きながら、チャクラの意味、そして各チャクラを開く方法やおすすめのヨガポーズをご紹介します♡

チャクラの意味が分かると、日々のヨガ練習のモチベーションが更に上がりますよ♡
【チャクラについて説明に入る前に】
- チャクラに関しては諸説あります
- 先生や宗派によって解釈が違う場合があります
- 自分が「信じたい」ものを信じよう♡
チャクラとは?
こんにちは!ヨガ講師・ライフスタイリストのAyaka(@ayaka-minty)です。
チャクラとは、体のエネルギーセンターのこと。
ヨガやアーユルヴェーダの世界では様々なエネルギーが信じられていますが、チャクラもそんなエネルギーポイントの1つです。
呼吸によって体内に入った生命エネルギー(ヨガの世界では”プラーナ”といいます)は、一度会陰まで下りていき、そして会陰から背骨に沿って頭頂に向かい上昇していきます。この体内に流入したエネルギー(プラーナ)の上昇度合いを表しているバロメーターが「チャクラ」です。
チャクラには、一般的に7つの主要なチャクラがあるとされています。
背骨に沿って位置し、基部から頭頂部まで続いていると考えられており、各チャクラには特定の色があります。
チャクラの意味
チャクラにはサンスクリット語で”車輪”という意味があります。
エネルギーには優先順位があり、体内に満ちたエネルギーはまず優先順位の高い対象から先に注がれまる。つまり、上位のチャクラを回転させるためにはまずは下位のチャクラから回転させる必要があると考えられています。


水車のようなものをイメージするとわかりやすいです♪
水というエネルギーが来ないと水車が回転しないように、
体内のチャクラも下から順番に回転させる必要があるんですね♡
ヨガの世界では、ポーズ(アーサナ)の練習で身体を整え、そして呼吸で体内にたくさんのエネルギーを満たしていくことで上位のチャクラにまでエネルギーが届くと考えられています。
チャクラにエネルギーが届くことを「チャクラが開く」とか「チャクラのバランスが整っている」などと表現されることが多いですね♡
7つのチャクラそれぞれについて解説
それではここからは各チャクラについて解説していきますね♪
解説を見ながら、「私は今どのチャクラのバランスが乱れているかな?」なんてぜひ考えてみてくださいね。

第1・ルートチャクラ(ムーラダーラ)

ムーラダーラの直訳 = ”根っこを支える”
心身両面のベースを整える。人生の基盤。地に足を着く。
- チャクラの位置:骨盤の底、会陰部
- 色:赤色
- かかわりのある場所…肛門、爪、足、腕
- アンバランスだと…恐怖・不安・イライラを感じやすい。肥満、食欲不振、膝のトラブルなど。
- 整える方法…裸足で歩く/ガーデニング/自然に身を置く/グラウディング瞑想/整理整頓など
- おすすめのポーズ…安楽座・あぐら座/山のポーズ/戦士のポーズ/花輪のポーズなど
すべての基盤となるルートチャクラ。
私のオンラインヨガサロンのセミナーでも「ルートチャクラから詰まってます…」という方が多かったです。
例えば私達って、生活の基盤がしっかりしているとメンタルが安定して生活にやる気が出てきますよね。仕事が安定して、家庭が安定することを「地に足がついて…」なんて表現することもあるくらいですから☆
不安がなくならない方やイライラしやすい方は、そもそも自分の基盤がまだ築けていないのかもしれないですね。
ぜひヨガをして「地に足を着く」「グランディング」を意識してみてください♡
第2・セイクラルチャクラ(スワディシュターナ)

スワディスターナの直訳=”生命の宿る場所””自らのすみか”
自立して充実した人生を生み出すためのエネルギー
- チャクラの位置:丹田、おへその下、生殖器の周辺
- 色:オレンジ
- かかわりのある場所:骨盤、生殖器、腎臓、泌尿器系
- アンバランスだと:感情の麻痺、エネルギー不足、性生活の問題、腎臓の衰弱、腰のこわばり、便秘など。
- 整える方法:腹式呼吸をする/丹田に力を入れる/泳ぐ・お風呂に入るなど
- おすすめのポーズ:女神のポーズ/三角のポーズ/長座前屈のポーズなど
おへそから指三本分下、丹田のあたりにあるのがこの第2チャクラ。
ルートチャクラが回転し人生の基盤が整うと、生殖器のあたりにあるこのセイクラルチャクラが回転し、私達は子孫を残すことにエネルギーを使っていきます。
また、”自分の感情と繋がること”ともリンクしていて、このチャクラが整うと「決断力」が高まり、心の底から人生を楽しむことができます。
第1チャクラが人生の基盤・土台とするなら、第2チャクラは自立して充実した人生を送るためのエネルギー・喜びを味わうためのセンサーといった感じですね。
第3・ソーラプレクサスチャクラ(マニプラ)

マニプーラの直訳=”宝石の町”
決断、行動、ポジティブシンキング、意志、自己肯定
- チャクラの位置:みぞおちのあたり
- 色:黄色
- かかわりのある場所…肝臓、膵臓、消化器系統、自律神経
- アンバランスだと…受け身、服従傾向、エネルギー不足、体の冷え、自尊心の低さ、自信のなさ
- 整える方法…好きなことをして生きている人と過ごす/太陽の下で過ごす/キャンドルを焚くなど火を活用する/運動で汗をかくなど
- おすすめのポーズ:弓のポーズ/船のポーズ/下向きの犬のポーズ
”宝石の町”という言葉通り、富や権力をあらわすチャクラ。子孫繁栄のために、地位と財産を築いていく段階のチャクラと言われています。
また、”自分を愛し、信じること”を促すチャクラでもあります。
黄色というカラーにぴったりの「自己肯定感」や「自信」にも繋がります。自分のことがなかなか好きになれなかったり、他人の評価が気になる方は、この第3チャクラのバランスが崩れている可能性があります。
太陽の下で活動して、第3チャクラを開き自己肯定感を高めていきましょう♡
第4・ハートチャクラ(アナハタ)

アナハタの直訳=”衝突しない”
愛情、思いやり、調和、安心感、バランス、受容する心
- チャクラの位置:胸の中央、心臓のあたり
- 色:緑
- かかわりのある場所:心臓、胸、循環系統、肺下部、背中上部
- アンバランスだと…社交嫌い・内気、エゴ、批判的・不寛容、共感の欠如、自己批判
- 整える方法…胸に手を当てる、胸をひらく、感謝する、感情を手放す、大切な人を思いやる、許す
- おすすめのポーズ…ラクダのポーズ/コブラのポーズ/車輪のポーズ
仕事がうまくいき、子供もできて、富と権力が築けたら今度は胸のあたりにあるアナハタチャクラが回転します。
アナハタ=衝突しないという意味ですが、生活に余裕があるとエネルギーにも余裕ができて他人と衝突することがなくなります。そして余ったエネルギーを他人の幸せのために使う余裕が生まれます。
それこそがハートチャクラ=愛 のイメージそのもの♡なんですね。
「ヨーガの魔法」という書籍では下記のように書かれていました。
「老婆心」という言葉があるとおり、個人差はあるものの、多くの場合、この第三者への愛のエネルギーを司るアナーハタ・チャクラが本格的に回転し始めるのは50歳を過ぎてからです。まずは自分自身を愛することを学び、さらに自分自身の家族を愛することを学ぶことができたとき、初めて第三者を愛することが可能となるのです。
ヨーガの魔法:乳井真介
ふ、ふ、ふかーーーーーーーーーーーーーーい!!!
これを読んで、納得。まずは自分を愛さないと、他人は愛せないですもんね♡
みなさんも焦らず自分のペースでゆっくりとハートチャクラ♡を開いていきましょうね♪
第5・スロートチャクラ(ヴィシュッダ)

ヴィシュッダの直訳=”浄化””聖なる輪”
表現力、コミュニケーション能力(内と外)、自己の声を外に発信する
- チャクラの位置…喉のあたり
- 色…青(水色)
- かかわりのある場所…声帯、肺、首、顎、甲状腺
- アンバランスだと…思ったことを言葉に出せない、小さい弱い声で話す、秘密主義、内気
甲状腺機能亢進症、耳の感染症、のどの痛み、炎症、背中の痛み - 整える方法…音楽を聞く、歌う、踊る、表現する、ブログや日記を書く
- おすすめのポーズ…支えのある肩立ちのポーズ/鋤のポーズ/魚のポーズなど
ハートチャクラが回転し始めると、今度は喉のあたりにあるこの第5チャクラが回転し始めます。
愛のエネルギーが高まり、そのエネルギーを家族や身近な人だけでなく、もっと多くの人に分け与えたくなっていきます。この第5チャクラが司るのは「自己表現」の力です。
YouTubeやブログ、SNSでの発信をたくさんやられている方は、この第5チャクラが開いているのかもしれませんね♪
逆に、「自己表現が苦手」「人に思ったことを言えない」とお悩みの方はこのチャクラが詰まっている可能性も。
まずは日記を書き始めてみたり、ヨガで喉を心地よく開くポーズなどを試してみましょう♪
第6・サードアイチャクラ(アージュニャー)

アージュニャーの直訳=”命令””支配”
直感、洞察力、想像力。すべてのものを穏やかに見守る。
- チャクラの位置…眉間のあたり
- 色…藍色
- かかわりのある場所…脳、松果体、視床下部
- アンバランスだと…創造力の欠如・鈍感・回りの状況が見えない・視野の狭い、頭痛、眼精疲労
- 整える方法…自分の直感を信じる・デジタルデトックス・朝日や夕日を浴びる(松果体が活性化し、セラトニン・メラトニンが分泌され一日のリズムが調整される)
- おすすめのポーズ…チャイルドポーズ/牛の顔のポーズ/立位前屈のポーズ
サードアイチャクラというとスピリチュアルなイメージも多いですよね♪
この第6チャクラは、直感力、洞察力、第6感を司るチャクラです。
アージュニャーの直訳は”支配”という意味で、第6チャクラが回転すると自分の目の前に広がる世界のありとあらゆるものを自由に支配できます。
…というととても強い印象を受けますが、実際は第5チャクラまでに開かれた他人やまわりに注がれた優しい愛が自分に反射し、さまざまな「つながり」が生まれ自然と物事がうまく運ぶようになるということなんですね。
また人や物事の本質を見抜ける人や、観察力が優れている人は第6チャクラが発達していると言われています。いろいろと考えすぎずに、インスピレーションや直感を大切にしてみると第6チャクラのバランスが整うかもしれません。
第7・クラウンチャクラ(サハスラーラ)

サハスラーラの直訳=”千の花びら” 花びらは至福感の象徴
悟り、穏やかな幸福感、落ち着き、解放、深い癒し
- チャクラの位置…頭頂部の上あたり
- 色…紫
- かかわりのある場所…五感、肉体
- アンバランスだと…心を閉ざす、頑固すぎる信念、無感動、常に欲求不満で人生に幸せを感じない、偏頭痛、うつ病
- 整える方法…第1〜6チャクラを整える・睡眠の質を高める・瞑想・エネルギーの高いところ、パワースポットにいく・星空を眺めるなど
- おすすめのポーズ…うさぎのポーズ/木のポーズ/ヘッドスタンド
会陰部から流れたエネルギーが背骨沿いを通って頭頂部に達すると、このサハスラーラチャクラが最後に回転します。
”サハスラーラ”は”千の花びら”という意味で、花びらは幸せや至福感の象徴です。
いわゆる心身ともに穏やかで安定して、幸せを感じている状態=私達が目指したい状態ですよね♡
この第7チャクラを開く方法は「第1〜6チャクラを整える」こと。
なかなか幸福感を感じない、他人に嫉妬ばかりしてしまう方は、ぜひ改めて下位のチャクラから順番に整えていくことを意識してみてくださいね☆
おわりに
今回は「チャクラ」について解説させていただきました。
下位からチャクラは開いていく…と考えるとまるで人生そのものですよね。
せっかくですのでこのブログを読み終わったら目を閉じて、ひとつひとつのチャクラの場所・意味を意識して「今自分は、どのチャクラがアンバランスかな?」なんて考えてみてくださいね。
チャクラの考え方を日常に活かし、心身のバランスを整え、エネルギッシュな毎日を送れますように♡
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