私の英語力は伸びたよ!ワーホリ中ジャパレスで働くメリットとデメリット

ジャパレス=良くないって噂は本当でしょうか?…経験者である私はそうは思いません。
ワーホリに来たらジャパレスで働くのはとてもいいことだと思います!
英語力だって伸びるし、お給料が高いジャパレスだってあるし、美味しい日本食のまかないまでもらえちゃいます。今回はワーホリで多くの人が耳にするであろうジャパレスジョブについて、実際に働いてみて思うメリットとデメリットをご紹介します。

目次

ジャパレスで働くのはきついってほんと?時給は低いの?

こんにちは、オーストラリアのバイロンベイでワーホリ中のAyaka(@ayaka_minty)です。

私自身も、約3ヶ月バイロンベイのジャパレスで仕事をしました。ジャパレスに関しては多くのブログで取り上げられているけれど、びっくりするくらい良い内容のものがないですね!

ジャパレスで働いたことないワーホリさん達も、みんなかたくなに「ジャパレス以外で探すわ…」となにやらジャパレス最低論がささやかれています。

Ayaka
なぜだ!YOUジャパレスで働いたことないじゃん!

私は実際働いてみて、「ジャパレスで働くの、悪くないけどな〜」って素直に思いました。

今回は、ジャパレスで働くメリットとデメリットをご紹介しますね。

※私が経験したのはウエイトレスです。キッチンスタッフとは感じ方が違うかもしれないのでご了承ください。

ジャパレスとは?

ジャパレスっていうのは、Japanese restaurant(ジャパニーズレストラン)のこと。我々日本人が思っているより、日本食は世界中で大人気。オーストラリアではどんなにマイナーな都市でも最低一個はジャパレスがある…というくらいに人気です。私も来てびっくりしました。

寿司も、ラーメンも、焼肉も、おにぎりも、どんぶり屋も、いわゆる日本料理なら全部「ジャパレス」と呼ばれます。

ワーホリ中では英語力が高くなくても仕事をしやすいため、多くの日本人がジャパレスで仕事をしています。

ジャパレスで働くメリット

1・ウエイトレス(ホール)をやれば、間違いなく英語は伸びる!

「ジャパレスで働いてたら英語が伸びない」とみんな口を揃えて言いますが、そんなことありません!!

私はウエイトレスをやっていたため、中でスタッフと会話するよりお客様と会話する機会のほうが多く、かなり英語は鍛えられました。 3ヶ月働いて、一番最初の頃と比べたらリスニング力など格段と上がった気がします。最初は全く取れなかった電話オーダーも、最後の方ではなんなく取ることができるようになっていました。

実際にジャパレスに来るお客様は、ローカルのオージーがほとんど。
みんな容赦ないスピードで話しかけてきますし、メニューについての質問が多く、仕事が終わってから「今日英語で説明できなかったこと」を覚えておいて頑張って自習してから次のバイトに臨んでいました。

日本食を英語で説明できるようになると、海外の友達との話も弾みます♪
私が出会った外人の99%は日本食好きなので、「ジャパレスで働いてる」と言うだけで「ソー・ナイス!アイラブジャパニーズフード!」って言ってもらえます(笑)

ただし、これはあくまでもホールスタッフの場合です。私が働いていたジャパレスもキッチンは全員日本人だったため、中の人はほとんどの会話が日本語でした。確かにこれでは、英語力は伸びないかもしれません…。

2・英語力が皆無でもとりあえず仕事に就ける

先程も述べたように、ジャパレスのキッチンハンドは本当に英語を使いません。ただこれが逆に「英語力が皆無でもとりあえず仕事に就ける」というメリットになります。

資金が少ないままワーホリに来ている人、少なくありません(私もです)。そういう場合、英語力がどうのこうの、福利厚生がどうのこうの言ってるより先に「とりあえずなんでもいいから働きたい、働かないとやばい」という状況になります。
そうなったときは、迷わずジャパレス!日本語の履歴書でも雇ってくれるところは雇ってくれます。

収入があるのとないのでは心の持ちようが大きく変わりますよね。英語ができない上にお金もないなら、黙ってジャパレスへ!

3・日本食のまかないが神(食費が浮く)

ジャパレスの何が神って、まかないが神!ほとんどのジャパレスでは、シフトに入った日にはもれなく食事をもらえます。もちろん、日本食。

ワーホリに来て日本食を食べる機会が減り、改めて「日本食って神!」と思わされます。
かといって自分で日本食を作るとなると、醤油・みりん・酒・砂糖・片栗粉…等々材料も多く必要な上に高いものが多いので、節約したい人には難しかったりします。

でも、ジャパレスでバイトしたら日本食がただでGETできます。これはアツい!!!

私も資金ギリギリで来た貧乏学生だったため、ディナータイムに働いて、帰りにまかないをもらって夜ご飯にしてました。大分食費が助かっていました。
時給が安くても、食費は浮く!
ジャパレスで働くときは、そう割り切ると幸せ度が上がります(笑)

4・オージーのお客さんに癒やされる

ジャパレスで働いててびっくりしたのが、オージーってほんとにハッピーだし、「急いでない」んです。 我々がミスして料理が出るのが遅れても「Don’t say sorry! We have a time and it is beautiful food!(謝る必要ないわ、本当に素敵な料理なんだから!)」と笑顔で許してくれます。

これ、日本じゃありえないです…よね。日本で料理にミスがあったり、遅れたりしたら怒るお客様がほとんどなんじゃないでしょうか。偉い人が出てきて「大変申し訳ございませんでした」と平謝りする流れが普通ですよね。

でもオージーはそうなりません。怒ることがほとんどなく、しかも「日本食大好き」「日本ラブ」な常連さんも多く、顔見知りになると毎日の会話も弾みとっても楽しかったです。スタッフの日本人たちがどんなにピリついても、お客さんには癒してもらえます!

これは例えばファームジョブやクリーナージョブでは味わえない喜びですよね。お客さんと触れ合い、会話して現地の時間を楽しむ。これをジャパレスでは体感できます♪

ジャパレスで働くデメリット

1・時給が安い

なんでなん!? ってくらい、ジャパレスの時給は安い。私は18ドルでした。多分、これはとっても良い方です。が、ローカルジョブであれば普通に時給20ドル越えが当たり前なので、やっぱりジャパレスは安いですね。

オーストラリアの最低賃金が時給17ドルなのですが、話に聞くところ平気でそれを違反して時給12、13ドルで働かされるジャパレスも多々あるそう。(2017年執筆時点の最低賃金です)

おすすめは、ジャパレスでも17ドルの最低ラインは守っている店で働くことです。私のところも雇用条件はしっかりしていて、ちゃんと銀行振込だったしスーパーアニュエーション口座の手続きなんかもやってくれるお店でした。そういうのやってくれず、現金払いでごまかそうとするお店には、要注意!です。

でも思うけど、ジャパレスってラーメンで15ドルとか、刺し身10ピースで平気で20ドル近くしたりするし、ぶっちゃけかなりガポガポに儲けてると思うんです。なのに、バイトへの給料は貧相…それってつまり、店主はウハウハってことですよね(笑)

2・忙しいと日本人ならではのピリピリ感が出る(日本にいるみたい)

オージーたちは適当なので、ローカルカフェに行くとどんなに待たされても、マイペースに料理が運ばれてきます。

しかし、ジャパレスはそうはいきません!
「きっちり仕事しないといけない」という教育で育っているからなのか、忙しいとキッチンもホールもピリピリしだします。ときには奥で罵声が聞こえたり、怒鳴られたり…は日常茶飯事です。(※店によります)

そんなとき私は「日本にいる気がする」と思い、オーストラリアなのにまるで日本で働いているかのような錯覚に陥りました。
友達はそんな感覚が嫌で「こんなことするためにオーストラリアに来たわけじゃない、こっちにいる意味がない」と3日でジャパレスを辞めた子もいました。

うーん、わかるよ…。

日本って接客やホスピタリティーの質が高いからこそ、働く方はしんどいんですよね。全体的に適当なオージーとは大違いです。これはやはりジャパレスの大きなデメリットなのではないかなと思います。

3・良くも悪くも店内コミュニティーがドライ

日本の居酒屋でバイトとかすると、めっちゃアツい仲間に囲まれたりしません?誰かが入ったりいなくなると送別会や歓迎会、「店長のおかげで人生変わりました!」っていうアツい人がいたり。

ワーホリ中のジャパレスの場合、そんなことはありません(笑)※店によります

良くも悪くも、人の入れ替わりが激しいのがワーホリ。私も最初に入った時に、あまりにも皆さんの当たり障りがドライなのにびっくりしました。「あなたとはもうどうせ二度と会わないしね」バリの雰囲気です。

それもそのはず!もしあなたが雇う側だったら、2〜3ヶ月やそこらでいなくなるスタッフの一人一人にいちいち心入れ込めますか? …無理でしょう。

ワーホリのバイトは長くても半年、正社員も出会いと別れに慣れているため、かなりドライです(笑)

とはいえ、私も最後の方ではスタッフさんと無事に打ち解け、仕事後に一緒に飲みに行ったり、暇な時は少しお話をしたりと良い思い出もたくさんできました♡
だから、多少ジャパレス仲間がドライでも気にせず!
どうせ君もいつか(というか近いうちに)辞めるんだから、今を精一杯楽しもう!

ジャパレスで働くの、悪くないじゃん!

私が実際働いて思った、ジャパレスで働くメリットとデメリットをご紹介しました。

結論、そんなにみんなが言うほど悪くないじゃんってことです。

私は永住権に関しては詳しくないのでわからないですが、ジャパレスで頑張っているスタッフは「永住権を取るため」と言っていました。そして実際に永住権を取ってオーストラリアで幸せに暮らしているスタッフもいました。ワーホリVISAなんかにとらわれず「俺は一生オーストラリアで生きていく」って思うなら、ジャパレスも1つの手段なんでしょうね。

ジャパレスでウエイトレス・ウエイターをやる!という方は、この記事も参考にしてみてね↓↓

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