SSRIジェイゾロフトが合わずパニック障害が悪化した体験談。精神科病院でセカンドオピニオン

最初にパニック障害が診断されたときの私は抗不安剤のみ処方されたのですが、それだけでは発作がよくならなかったのでついに抗うつ剤を処方されるようになりました。

しかしその抗うつ剤の副作用がひどく…さらに症状が悪化し、今度は大きな総合病院に行くことになりました。

このブログはパニック障害と診断された後のお話です。発症時のことは過去記事をごらんください!

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パニック障害の診断後、休職をしてジェイゾロフトを処方された私

完全に、放心状態でした。

自分が病気になったこともショックだったし、毎日襲ってくる発作への恐怖と戦って気が狂いそうでした。

どうしたらいいのかわからず、完全にパニックでした。(パニック障害だけに…笑)

家で休んでいても急に発作が起きて親が仕事中に心配で帰ってきたりすることもありましたし、ご飯がのどを通らない日もありました。

どんどん、どんどん、抑うつがひどくなっていきました。

「抗うつ剤飲んでください」のひとことがショックだった

一番最初にかかった会社の近くのクリニックは、家からかなり遠かったので休職後は家の近くにある心療内科に通っていました。

そのときかかっていたクリニックの先生が、こう言いました。「抗不安剤だけじゃ発作がおさまらないようだから、抗うつ剤飲んでくださいね」と。


この先生はたんたんと仕事をこなすタイプの先生で、問診してもカタカタとPCのキーボードを叩くだけ。

一番症状もひどかったので毎回不安になりながらも病院に行っていたのに、先生からはいつも心ない一言を言われたりして、とてもじゃないけどその先生に対して心を開ける状態ではありませんでした。


そんな中、「抗うつ剤」というキーワードが出てきてびっくりしました。

まだこの頃の私は、病気の知識などほとんどない状態だったので、こう言われたときに「え、私ってうつ病なの…?」とかなりショックだったことを覚えています。

抗うつ剤ジェイゾロフトが合わず、激しいパニック発作を起こし総合病院へ

後ほど母親から聞いた話ですが、その頃私は「ねえ私ってうつ病なの?私はうつなんかじゃないんだけど…」と言って気が狂うように話していたそうです。(実は症状がひどかったころの記憶が、あいまいですw)

それほど、「抗うつ剤」と言われたことがショックでした。どこかでうつ病=私とは縁がない話だと思っていたんでしょうね。

抗うつ剤とはSSRIのことで、うつ病患者だけではなくパニック発作を抑える意味でパニック障害患者にも使われる。

ということが今なら冷静に分かるのですが、当時の私は「私はうつなんかじゃない!!」と否定する心でいっぱいになっていました。

そして処方された薬ジェイゾロフトが体に合わず、今までにないような激しいパニック発作が起こってしまいました。

その日、家にいた父がパニック発作を起こした私に驚いて、そのまま母も仕事を切り上げて飛んで帰ってきました。

私のひどい発作を目の当たりにして「今の小さなクリニックじゃ不安だから、一度大きい病院に連れて行こう」ということになりました。

親に連れられ、総合病院の精神科でのセカンドオピニオン

今通っているクリニックでは不安ということで、親に連れられ総合病院の精神科へ行きました。大きな精神科にかかるのははじめてでした。

カウンセリングを最初に行ってくれる病院で、パニック障害が発症してから今までの敬意をゆっくり聞いてくれました。

「お辛かったですね…」
の一言で私は号泣。だって、本当に辛かったんです。仕事も、本当は辞めたくなかった。この頃はうつもひどく、カウンセラーさんが話を聞いてくれる間、私は涙が止まりませんでした。

そしてカウンセラーさんが書いたカルテを元に、精神科の先生が問診してくれました。

丁寧に話を聞いてくれ、パニック障害について症状や対処法などを色々と説明してくれたので、安心して受診できました。

カウンセリングが併設のクリニックを紹介してもらうことに。

精神科の先生が私の病気の経緯を聞いて、「あなたのパニック障害は心因性なので、認知行動療法を行ってみてください。」と言われました。

パニック障害の原因はまだ完全にはわからないとされていますが、おそらく私を今苦しめているのは「心」であろうと先生は言っていました。

[speech_bubble type=”std” subtype=”L1″ icon=”1.jpg” name=”総合病院の医師”]壊れた心を治すには、壊れるまでにかかった時間の倍はかかると思っていいですよ。骨折したら、骨がくっつくまでにそれなりに時間が必要でしょう?心も同じです。くっつくまでに時間が必要なんです。[/speech_bubble]

この言葉を聞いて、私は更に涙を流していました。

「心が壊れた場合、薬だけでは治りません。」と先生がすすめてくれたのが「認知行動療法」でした。そこで、カウンセリングが併設していて、認知行動療法も一緒に行うことができる心療内科のクリニックを紹介してもらうことになりました。そこではじめて私は認知行動療法という言葉を知りました。

「認知行動療法」とは?

ここで認知行動療法がなにか?を知らない人もいると思うので説明しますね!

認知療法・認知行動療法とは、私たちのものの考え方や受け取り方(認知)に働きかけて、
気持ちを楽にしたり、行動をコントロールしたりする治療方法です。

出展:こころのスキルアップ・トレーニング

つまり、「思い込み」で起こるパニック発作に対して「思い込みだから、私は大丈夫」と思うようにできるようになるためのトレーニングということです。

ストレスや心が原因でパニック障害になった場合、薬物療法と並行して行うと効果的なんだそう。こちらの漫画もわかりやすかったのでおすすめです!

私は迷わず「認知行動療法にトライしたい!」と思いました。

とにかく当時は発作と不安で発狂しそうな毎日だったので、この辛さから一日でも早く開放されたい、早く元気になりたい…という思いでいっぱいだったからです。

そして私は総合病院で紹介してもらったクリニックに行ってみることにしました。

結果、大きい総合病院にかかってみたのは正解だった!

総合病院で紹介してくれたクリニックは4つでした。

カウンセリングが併設されていて、自宅から通えるであろう距離のクリニックを4つも紹介してくれたのです。この紹介サービスは、総合病院ならではですよね!

通っていても不安と不満しか生まれないクリニックに行くよりも、少しでも信頼できるクリニックに通ったほうがいいに決まってますね。

その時通っていた、たんたんと仕事をこなすだけの先生の元では全然良くなる気配がなかったし、何も相談したくなかった。

なので、私はこうして紹介していただいたクリニックでセカンドオピニオンをすることになりました。

総合病院での受診では、病気の経緯や、今起きている抑うつなど含めてたくさんの話を聞いてれました。

そのため、当時抱えていた不安がかなり薄れたのではないかと思います。母親も直接先生の話を聞けたので少しホッとしているようでした。

ちなみに身体に合わなかった抗うつ剤も無理して飲む必要はないと言ってもらえ、薬のことも改めて紹介してもらったクリニックで相談することになりました。

先生の言葉を聞き、「焦るのではなくて、時間をかけて治していこう」と母親と一緒に病気と向き合うことを決意しました。

パニック障害の治療に家族の理解は絶対に必要ですから、一緒に病院に行くことも大切かもしれません。

次回は、紹介してもらったクリニックに行ったときのお話を書いていきます!

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