パニック障害克服するために仕事は休むべきですよ論。傷病手当を利用してゆっくり休養しよう

「パニック障害を克服するために大切なたったひとつのこと」ってなにかわかりますか?

仕事を休んで体を休めること。です。

私もこれが最初はわからず、気持ちが焦るばかりで…症状はよくなるどころか、悪化する一方でした。

しかしこの「とにかく休むこと」を意識して、これをまず徹底的に行なったために私のパニック障害の症状はみるみる回復に向かっていきました。

目次

パニック障害を克服するために、まず最初にするべきこと

とにかく何もせず仕事を休む。そして体と心を”休ませる”こと

こんにちは、2年の闘病を経てパニック障害を完全克服したAyaka(@ayaka_minty)です♪

まず、もしあなたがパニック障害と診断されたら。

まずやるべきたったひとつのことは何もせず”休む”ことです。

この、何もせず休むということは本当にパニック障害やうつ病と戦うには大切なことです。

なぜかというと、極度のストレスを体内に溜め込んでしまい爆発してしまった身体は、想像以上に疲弊しているから。

パニック障害がひどくなると家からなかなか出られなくなりますよね。体力もなくなり、完全に何もしたくなくなる”無気力”な状態になります。

私もそうでした。パニック障害を発症してから4ヶ月ほど、完全に何もできなくなり、引きこもり状態でした。

だがしかーし。。

こんな状態でも「頑張って仕事に行こうとする」「無理して活動しようとする」人が多いんです。

私自身も、最初に不整脈を疑ったときも、パニック障害とわかってからも「治したい」と焦るばかりで…。

親に「ゆっくりしてていいんだよ」と言われても、家事を手伝わなきゃとか、どうにかして外に出なきゃとか完全に気持ちが空回りしてしまい、ぜんぜんゆっくり休むことが出来ませんでした。

「大人なんだから生活できるように仕事しなくちゃ。仕事するためには早く治さなくちゃ」と焦りに焦って無理やり治そうと頑張って活動しようとしていたんですね。

でもそれが、結果的により疲れをひどくする原因に…。。

実はこの焦ってどうにかしようとする気持ち、パニック障害を克服するには本当に逆効果です。

何もしたくない。そんなときは、まだ何もしなくていい。

パニック障害やうつ病になると、まず料理や掃除など身近なことでさえも「何もしたくない」状態になります。

その状態になってしまったことに「私は大人なのに家事すらできない」「こんないい年なのに親に迷惑をかけてばかりで情けない」と自己嫌悪状態に陥り、自分を責め、うつ状態はどんどんひどくなっていきます。

こんな「何もしたくない」状態のときこそ、何もせずに休んでください。

無理して家事をしようとしないでください。無理をして料理をする必要もありません。
だって病気なんですから。

「病気だから、何も出来ない。何もしたくない」という状況を一番身近な家族に理解してもらい、頼りましょう。料理なんてできる人にやってもらえばいいんです。

だって、病気なんですから。

パニック障害がひどいときにするべき一番大切な仕事は「休むこと」なんです。

運動や、認知行動療法などは体力が回復してからでOK

私自身もパニック障害を克服するために、まずは朝の散歩から始めていきました。

その後体力が回復するにつれ、ヨガをしてみたり、少し長めにウォーキングしてみたり。広場恐怖がなくなっていくのを感じてきたら、徐々に外出の量も増やしていきました。

そして認知行動療法もやることにしました。

でも、これらのことすべてが「きちんと休んで体力や気力が回復してからのSTEP2」です。

あくまでもパニック障害克服するためにするべきSTEP1は「休むこと」なんです。

パニック障害克服のためには、なぜ”休む”ことが大切なのか?

パニック障害になる人は基本的に「頑張りすぎちゃった」方が圧倒的に多いです。
頑張りすぎちゃった結果、身体には想像以上の疲労・ストレスが溜まっています。

そして今度はこのパニック障害への恐怖であったり、うつ状態に陥りどんどん体力は削られていきます。

でも不思議なことに、徹底的に”休む”とこの失われた体力は自然と回復していきます。

そして気付いたら「焦らずに病気と向き合っていこう。天気がいいから今日は出かけたいな」という意欲と気力が戻っていきます。

この「焦らずに向き合おう」というポジティブなエネルギーがパニック障害克服には必要です。

「早く社会復帰しないといけないから治さなくちゃいけない」というネガティブなエネルギーでは、だめなんです!

というか、パニック障害がひどかったらまともには働けないですよね。

ポジティブに、仕事を休むことが大切です。

休業中は「傷病手当金」を申請しよう

とにかくパニック障害になったら、まず休んでください!会社に無理して行かないでください。

ある程度社会人をしていた方の場合、医師の診断書があれば「傷病手当金」というものが給付されます

今までの収入の3分の2程度の金額が振り込まれるため、闘病時ずっと家にいても不自由なく暮らせる収入を得ることが出来ます。病気で働けない間、最大で1年半給付を受けることが出来ます。

私自身も退職後はこの傷病手当金で生活しながら、家でゆっくりと療養しました。

この傷病手当金は、今まで頑張って働いて納めていた健康保険料からカバーされているものです。

会社を休むことに罪悪感を感じる必要はありません。傷病手当金をもらいながら、まずはパニック障害を治すためにひたすら休みましょう。

傷病手当金の詳細はこちら

とはいっても”休む”のは想像以上に難しい

…と、ここまで「とにかく休むのよー!」と言ってきましたが、パニック障害の人が心からゆっくり休むって想像以上に難しいです。私も最初は全然出来なかった。

なぜなら「私のせいでみんなに迷惑をかけた」「親にこれ以上迷惑をかけたくない」「早く治さなくちゃ」と、焦りと不安と自己嫌悪で精神が侵されていて、横になっていても全然心が休めてなかったんです。

ベッドに横になっても、出てくるのは涙ばかりで、毎日が闇の中で。1日が終わっても「疲れた…」という疲労感が一切薄れませんでした。

じゃあどうやって休めるようになったのか?というと、やはりプロのカウンセラーさんに不安を全部吐き出して

「今はこれまで頑張った人生をリセットするための時間なのよ。自己嫌悪なんて一切感じる必要はないし、まずは休んでくださいね。」

と何度も言ってもらえたからだと思います。

プロってすごいですね(笑)

「焦らなくていいって言われても焦ってしまう」
「家にいても自己嫌悪がおさまらない」

という方は、まずはプロのカウンセリングにかかってみてください。
必ず良い方向に進むと思いますよ〜(*´∀`*)

あとはパニック障害関連の書籍を読み明かしたからですね。どの本にも「まずは焦らずに休みを取ること」と書いてあったので…(笑)

まずはパニック障害という病気のことや、治すために必要なことを知るためにパニック障害関連の本を読むのは本当におすすめです。

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